こんにちは。キノシタです
今日は、カーボンについて書いていきます。
一般によくいわれる 「リアルカーボン」 これはカーボン生地を使用したFRPと思ってください。
軽量化・剛性UPとよく雑誌などに書かれていますが、FRPより本物カーボン生地を使っている分
のみ強くなっていると思ってください。生地と下地のゲルコート以外はFRP品と同じです。これが
ハンドレイアップ方式/ウェットカーボンと呼ばれるものです。レースなどで使われるカーボンは「オ
ートクレーブ」と言われ圧縮することで繊維密度が上がり、余分な樹脂や繊維中の空気取り除
れるので、軽く丈夫な製品が出来上がります。こちらがオートクレーブ/ドライカーボンです。
また、カーボン塗装がいらないと思っているかた、間違っています!!カーボンもFRPと同じ
でゲルコートとよばれる、いわば下地材のようなものの上にFRPかカーボン+FRPを重ねてい
ます。色つきのゲルコートかクリアのゲルコートかの違いであって、下地材には変わりありませ
ん。
このゲルコートは風雨や特に太陽光(紫外線)に弱く劣化しやすく、数か月でくすんだり黄ばんだ
りしてきます。
それをふせぐにはクリア塗装が必用です。完全ではありませんが、長期にわたり維持できま
す。
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